「仕事」と「片付け」
この2つの言葉を見ても今一つ関係がピンと来ない人は多いでしょう。いきなりこの2つの言葉を見て「関係がある」といえる人は仕事、片づけの両方をよく知っている人だといえるでしょう。
片づけは上手にできると、仕事によい影響を与えることができます。これは、当サービスが声を大にして言いたいことですね！
仕事と片づけの関係
仕事と片づけは関係があるというより、密接に関係していると言ってしまったほうがいい気がします。片づけは仕事に役に立つということをイトーキの代表が日経にて非常に丁寧に説明してくれています。
「整理」はビジネスの成果に直結する 平井嘉朗・イトーキ社長インタビュー
この記事で注目したい点をピックアップしますね。
仕事と片づけを結び付ける意識改革
まず、注目すべきは意識改革という話です
そこがとても大事です。ですから整理が苦手な人は、意識改革から始める必要があると思います。
私も「整理されていないと落ち着かない」タイプではありませんから、意識して整理をしないと、すぐに雑然となる。それでもある程度、整理できている理由は、やはり仕事をするうえで、「整理された状態」が重要だと考えているからです。
実際、机がしっかり整理された状態を作ると、仕事で様々なメリットが得られます。「片づけは、ビジネスの成果に結びつく」という意識改革ができれば、整理を嫌だと思う気持ちはぐっと減り、積極的に整理するようになるのではないでしょうか。
「整理が苦手な人」は、整理は「やらされるもの」ではなく、「ビジネスの成果に結びつくもの」ということを意識しよう。例えば、机を片づけるだけで、様々なメリットが得られる
この話はとても貴重です。片づけは仕事の役に立つ。もっと言うと、ビジネスの成果に直結するというのです。これはぜひ意識してほしいものです。
仕事における片づけのメリット
片づけは仕事のどのようなメリットがあるのかを以下のように書いています。
まず、当たり前ですが「モノを探す時間」が短縮されますよね。この時間が実は侮れない。
当社で以前調査したアンケートによると、ファイリングシステムを導入する前と後、つまり「資料の整理ルール」を決める前と後では、探しものの平均時間が数分から20秒にまで減ったという結果が出ました。整理されていない環境を放置することは、それだけの時間を、常にムダにしているということです。
本当に急いでいる時であれば、探しものに手間取ると、慌ててミスをしたり、時間切れになったりすることもあります。つまり「整理されていない状態」は、仕事のトラブルにつながるわけです。
じつはこれ、私たちが言っていることとほとんど同じなんです。私たちも整理収納の3つの効果として上に書いたことと同じような内容をかかせてもらっています。
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整理収納アドバイザー2級認定講座～千葉を中心に東京、茨城などで行っています～
物理的だけでなく「仕事観」も片づける
今回紹介している記事では「仕事観」も片づけることができると書かれています。この観点は面白いですね。
例えば、資料や道具がどれだけ整理されていても、それらを「どのタイミング」で「どう活用するか」の判断ができなければ意味がありません。では、そうした判断をどう下すか。そこで必要になるのが、「志」や「価値観」です。それらは、「仕事観」と言っていいでしょう。適切な判断には、そんな「仕事観」の整理が重要になってくるわけです。
そもそも何のために働いているのか、何をしたいのか、どうありたいのかを、整理するのです。
片づけのノウハウを使って、自分の仕事に関する価値観も整理してしまおうという話です。面白い！
片づけは目に見えるものを整えるだけのものではありません。自分の価値観や考えといった目にみえないものにも使うことができるのです。
さぁ、今すぐ片づけて仕事の効率を高めよう！
自分の身の回り、思考を見直しましょう。整理することで、自分の仕事の質が変わってくるはずです。『佐藤可士和の超整理術』にある以下の言葉はまさに、片づけが仕事の成果に直結することを教えてくれています。
ここで語る整理とは巷にあふれているこまごまとした生活の知恵ではありません。伝えたいことを明確にするというコミュニケーションの本質に迫るアプローチなのです
『佐藤可士和の超整理術』p39,40より
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