今回はNG収納ということで、整理収納アドバイザーがみてよくない収納をお伝えしようと思います。それも雑誌や動画で見たことがあり一見便利そうに見えるけれども、実は使いづらく、散らかり易い収納を中心にお見せします。
メディアで見てよさそう、自分もやってみたいと思える収納はたくさんあると思います。もちろん、是非まねしてほしい収納もありますが、中には片付け初心者が手を付けると失敗しやすい収納や、やると使いづらくなってしまう収納術があるんです!
ビックリすると思いますが、どのような収納をやらない方がよいのか。どうすればよいのかを実例を交えてお話します。片づけお母さんは今までに500件以上のお家を見てきましたので、参考になると思います。
目次
1.テーブルに何も置かないけど、使うところと収納場所が遠い

テーブルにモノを置かない収納はすっきりしていて、使いやすいです。余計なモノがないので、その日やることに合わせて、自由に使えるのが良い。一回テーブルをまっさらにすると、モノを置きたくなくなります。
まえにテーブルに文房具を置く場合の収納動画も出しましたけど笑
また、テーブルに何もないと一日をしっかり始めようとなります。まっさらな状態で一日を始めると気分が良く、効率も良いのです。
しかし、テーブルに何も置かないようにする時には注意が必要です。それは、テーブルと収納場所を遠くするとめちゃくちゃ不便ということ。
収納場所が遠いと、取りに行くのもしまうのも面倒です。すると、テーブルや床に放り投げてしまいます。人間、楽な方に行動してしまうのです笑。最終的に、テーブルも汚くなり、使いづらいという状況になりかねません。またはテーブルを使わなくなるかのどちらかです。たいていはテーブルが汚くなります。
片づけお母さんが実際に見た事例
家の2階に子供部屋があるけど、親はリビングのテーブルで勉強させたいという家庭の相談を受けました。
子供部屋からリビングが遠いので教材を移動させるのが面倒です。さらに、リビングのテーブルは汚くなって、教科書が置きっぱなしになるので、忘れ物が増えてしまいます。
テーブル収納の解決策

では、どうすれば快適に使えるのでしょうか?解決策は簡単で、テーブルと収納を近づけてください。
具体的には
- かごや使っていないバッグをテーブルの近く(リビングの端)において取り出しやすくする
- IKEAのワゴンを活用してみる
- テーブルと収納棚の位置を考えて配置する
他にも収納グッズはたくさんあるので、お家に合ったものをお選びください。テーブルと収納が近いと、きれいなテーブルと使いやすさが両立できますよ!
結論
- 収納とテーブルを近づける
- テーブルの近くに移動できる収納グッズをおこう
2.隠す収納で美しく!でもみんなが使う日用品でやるとごちゃつくよ

隠す収納
YouTubeの動画や雑誌を見るとものすごく美しく収納されていて、「自分もこんな風に収納してみたい!」と思うでしょう。そう思うように雑誌もYouTubeも作っているわけですから。
しかし、隠す収納の見た目がいくらきれいでも何でもかんでも隠してはいけません。なぜなら収納するものによっては隠してしまうと、多くのトラブルが発生するからです。
家族みんなが使うものを隠して収納しないことをお勧めします。具体的には調味料、文房具、薬、マスク、充電器、電池等です。
なぜ、これらのものを隠して収納することを勧めないかというと、以下のような不便が起こるからですね。意外とやってしまっていませんか?
- 家族がどこにあるのかわからなくなる
- 自分もどこに置いたかわからなくなる
- 隠してるから戻す場所もわからず散らかる
- 収納の中がごちゃごちゃになる等
隠す収納はかっこいいですが、よく使う場所でやると慣れていない人にとってはトラブルの元になる可能性があるということに注意しましょう。
片づけお母さんが実際に見た事例
- 隠す収納にしたせいでティッシュとか、バンドエイド、爪切りとかどこかを家族が毎回聞いてくる
- 母が動かなきゃいけなくなり、結果イライラする
- 隠す収納で量が把握できなくなってストック品をいっぱい買ってしまう
我が家も洗面台の片づけを依頼されたときに、たくさんのストックを買っていた人がいました。

収納が隠れてしまうと、ストックをどれくらい買っているのかが把握できなくってしまいます。
生活必需品や家族でよく使うものについては隠す収納はおすすめできません。
結論
- 隠す収納とラベリングはセット→自分も家族も皆がわかる仕組みを作ろう
- よく使うもの、家族がたくさん使う場所などの収納は見える収納の方がわかり易い!
3 ファイルボックスにフライパンを収納

雑誌を見ていると思わずやりたくなる収納ナンバーワンだと思っています。
無印良品のファイルボックス、便利ですよね。いろんな収納ができてめちゃくちゃ便利です。無印良品のファイルボックスの収納事例だけで本ができるくらいに何でも使えます。恐ろしい商品です。自分も大好きです。
その中でもファイルボックスを使ったフライパン収納は本や雑誌を見ていると思わずやりたくなる収納です。いろんな場所で取り上げられていますしね。
しかし、私たちはこのフライパン収納をあまりお勧めしません。理由は下記のとおりです。
- 大きさが決まっているから収納の融通が利かない
- 出しづらい
- フライパンがたくさんある人はファイルボックスがたくさん必要なので、ものすごい場所をとる+お金がかかる
片づけお母さんが実際に見た事例
無印良品好きで、フライパンをファイルボックスに入れたいと思い、キッチンでファイルボックスにフライパンを収納していました。フライパン収納のために無印のファイルボックスを10個くらい使っていた。(当時800円くらい×10)
しかし、全部入らずに鍋は別に収納。場所をすごい使っていて収納が足りなくなっていました。収納が足りない原因がファイルボックスなのです。ファイルボックスを10個も使ってフライパンを収納していたら、当たり前かもしれませんね。
本や雑誌を読んでいて、ファイルボックスにフライパンを収納したくなる気持ちはわかます。しかし、まずは使いやすいことがなにより大事です。フライパンなどキッチン用品専用の収納グッズを使いましょう。
幅が調整できる、フライパン、鍋スタンドがホームセンターで売っているので。そっちの方が使いやすいし値段も安い。誰でもできる、再現性のある収納の方が良いですよ。
我が家ではニトリのシンクした伸縮ラックを使っています。シンプルな収納グッズですが、非常に使いやすいです。
ほかには下記のような収納グッズがフライパン収納にはお勧めです。
結論
- 便利な収納グッズも万能ではないことを頭に入れておこう
- 専用のグッズをチェックする
- ファイルボックスは別のところに使う
片づけ生活の片付けノウハウが満載に詰まったYouTubeチャンネルを始めました!
動画で、音声で片付けの方法を学びましょう。YouTubeの動画はすべて無料なので、いつでもどこでも片付けの方法を簡単に学べます。
チャンネル登録をすれば、より簡単に私たちの動画が見れます。