片づけ(整理収納)の方法 PR

【佐藤可士和の超整理術】部屋から思考まで!片付けの考え方は応用範囲が広い!

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片づけ・整理収納と聞くと生活の知恵の類であると勘違いしている人が多い気がします。 確かにそういった側面があるのも事実ですが、それだけではとどまらない魅力があります。片づけのスキルは磨くとクリエイティブにも活かされます。 それを示しているのがこの本です。

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すごくお気に入りの本の一つです。私たちが動画やブログで言及している片付けについてだけでなく、情報や思考など抽象的なレベルの整理についても解説しています。レベルは高いですが、理解できると「あらゆることに片付けの考え方が利用できる」ことがわかるでしょう。

タイトル、著者、出版社

タイトル:佐藤可士和の超整理術
著者:佐藤可士和
出版社:日経ビジネス文庫

著者について

著者の佐藤可士和さんはクリエイティブディレクターで、「SAMURAI」を設立しています。

何をしているのかというと、デザインやキャンペーン、プロデュースなどを企画しているもっとも有名なデザイナーの一人です。 私の中では「クリエイティブ」な仕事をしている人というとこの人を思い浮かべます。

幼稚園のプロデュース、セブンイレブンのブランド戦略、ユニクロのデザインなど仕事を上げればきりがないほどに多くの仕事を手掛けています。 詳しく知りたければ検索してみてください。そうすればこの人の業績がわかると思いますよ。

日本を代表するデザイナーの一人だと思います。

 

目次

1章 問題解決のための”超”整理術
2章 すべては整理から始まる
3章 レベル1「空間」の整理術-プライオリティをつける
4章 レベル2「情報」の整理術―独自の視点を導入する
5章 レベル3「思考」の整理術―思考を情報化する
6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く

大まかな内容

タイトル通り整理術の本です。しかし、ここで取り上げている整理術は非常にクリエイティブな整理術です。

部屋をきれいにすることでアイデアが出やすいようにする、情報を整理することで課題を解決する、そんなことができてしまう整理術を示しています。

この本のフレーズを借りると、

ここで語る整理とは巷にあふれているこまごまとした生活の知恵ではありません。伝えたいことを明確にするというコミュニケーションの本質に迫るアプローチなのです
p39,40より

ということです。 この本での整理のポイントは基本的に以下の3つにまとめられています。

1.状況把握/対象(クライアント)を問診して、現状に関する情報を得る
2.視点導入/情報に、ある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突き止める
3.課題設定/問題解決のために、クリアすべき課題を設定する
(p49)より

3つの整理術すべてがこのプロセスを踏むとは限りませんが、基本的にこの3つのプロセスすべてまたは3つのプロセスの一部を3つのレベルの整理術に行うということですね。

そして、この本では整理のレベルを3つに分けています。

レベル1 空間
レベル2 情報
レベル3 思考

簡単にそれぞれのレベルについて簡単に書いていきますね。

1 空間の整理術

最初は空間の整理です。これは非常にわかりやすいと思います。簡単に言うと、自分の仕事場や家庭を片づけることです。本書では、義務ではなくポジティブに、積極的に取り組むことを勧めしています。

”空間の整理術”は、年末の大掃除のような義務感や、しょうがないという気持ちで取り組みのはおすすめしません。整理することは仕事の精度アップに直結するーこうしたポジティブな目的のもとに、積極的な気持ちで取り組んでください。
本書p72より

楽しく、片づけた後の快適さを想像しながら空間の整理をしてください。私たちの記事や動画もお役に立てると思います^^

関連記事:片付けの方法を知りたい人必見!理想の部屋を作る整理収納方法の手順【片付けのトリセツ】

 

2 情報の整理

2つ目は情報の整理です。これはわかりづらいかもしれません。簡単に説明すると、問題解決のための視点を得るためにいろいろな情報を整理することについて書いています。

自分なりの視点を持ち込んできっちり筋を通すこと。大切な情報をしっかり見極め、情報同士の因果関係をクリアにしていくことで、進むべき道が見えてくるのです。つまり、情報の整理とは、視点を導入して問題の本質に迫ることで、真の問題解決を行うためのものなのです。
本書p118より

情報を整理することで、問題解決への道を開いていく。そんなことができるなら整理術を極めたいものです。

 3 思考の整理

最後は思考の整理です。 ここでは、自分の頭で考えていること(意識的なことも、無意識なことも)を整理するということについて考えています。これ、ホントに難しいと思います。

本書では、思考の整理のポイントは「思考の言語化」と述べています。

抽象的だった思考が、明確な情報としてやり取りされることになる。そう、思考の整理のポイントは、思考を情報化していくことなのです。そのあとのプロセスは、情報の整理と同じ。
本書p156より

思考を言葉にできれば、あとは今までのプロセスで何とかなるというわけですね。詳しくは本を買って読んでください。

簡単に解説をしただけなので、これだけではわからないかもしれませんね。ぜひぜひ本を買って読んでみてください。

 

最後に

自分の整理・片づけに対する考え方をさらに進めてくれた本でした。

今までは片づけは生活・空間で終わってしまっていました。それがこの本を読むと、空間を整えるだけでなく情報・思考のレベルにまで整理・片づけをレベルアップさせてくれています。

最近は片づけを生活だけでなく、いろいろな場面で活用していきたいなと思います。具体的には

  • 会社や、自分が通っている大学の研究室の整理をすることで仕事の効率を上げたい
  • 片づけ、整理のノウハウを使ってアイデアを生み、活用する役にたてたい

などでしょうか。今後、この本の内容を使っていろいろな記事を共有していけたらなと思っています。

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片づけ、整理収納はクリエイティブな活動だ!

ということをぜひわかってもらえたら幸いです。ぜひぜひ片づけをより高いレベルで実践していきましょう!

ということで今回はこれで終わりにします。

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きっき
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